夢見てる小説はメモ帳に全部書きこまれています。
長編によっては、別に分けて書いたりもしています。
というわけで現在これだけ書きためられてる。
(順不同)
本編(各長編除く) 340KB
その後 22KB
短編集 28KB
四天王編 39KB
吉原炎上編 43KB
紅桜編 58KB
紅蜘蛛編 24KB
動乱編 23KB
過去編 124KB
死人に口なし 30KB
・・・あれ?
いつの間にこんなに書きためた?
まぁ、実質文章の半分くらいは
推敲したら要らないやつだけれど。
これだけ書いてもまだつながらないとは。
どんだけ長い話書いてるんだろう・・・・・。
ノラ話『死人に口なし』
あれだ、もう考えねぇ、と言ってた話が
どんどんどんどん出来あがっちゃって。
吐き出さないと、ちょっとヤバかったんで吐き出してみる。
すちゃらかがきなので、繋がってないですが。
そういやハートフルって和製英語なんだってね。
本当の英語の意味でのハートフル話。
傷ついてんのは誰だ?
ダメな人間です。
今週の白夜叉発言に、なんとなく思いついた駄文が下です。
『白夜叉』
その名は攘夷志士誰しもが知っていると言って過言ではない。
攘夷戦争末期の伝説的英雄の名だ。
『その男、銀色の髪に血を浴び、戦場を駆ける姿はまさしく夜叉』
容姿を指す言葉までもが、一緒に流布している。
戦後、幕府が白夜叉を捕らえるのは、時間の問題だった。
白夜叉は、幕府に捕らえられ、処刑された。
だが実際には『本物の』白夜叉を捕らえることは幕府には出来なかった。
それはなぜか。
『白夜叉』を名乗る人間が、山ほどいたからだ。
白夜叉について、把握されている情報はその容姿。
白夜叉という人物が『誰』なのか、さっぱりわかっていなかった。
そのことが、幕府に思わぬ誤算を生み出した。
容姿の身の情報から導き出される答えは一つ。
白髪の人間はつまり、白夜叉とみなされる。
そういう極論となってしまったのだ。
戦後から今までに『白夜叉』を名乗った人間は五万といるし
そして捕らえられ処刑された人間も山ほどいた、ということだ。
今更銀時が『白夜叉』を名乗ろうが、戯言の一つにしかとらえられないだろう。
「都合がいいのか悪いのか・・・」
「まぁ、都合がいいはずなんですけどねぇ」
攘夷浪士(こうはい)共を蹴散らしながら彼女は唸る。
それに対して現役攘夷志士(どうりょう)は苦笑する。
彼女もまた『白夜叉』なのだから。
追及を免れているこの状況はありがたいのだが
なんとなく釈然としない。
って書いてみた。
銀時がほいほい名乗ったことに釈然としなかったので。
知られ過ぎてて誰なのかわからなかったのか
それとも、全然無名なのか。
どちらかわかりませんが。
白夜叉が無名なら無名でも構わないですね。
知られないようにみんな黙っていたという可能性もありますし。
とりあえずわかることは
白夜叉が銀時であるということを知っているのが
ごく限られているということですね。
まぁとっくに知られていたけれど、現在テロ活動してないから
放置されてる可能性もありますが。
私はメジャーすぎて、偽物がいっぱいで誰だかわからなかった説を押します。
全然つながってないので、あんまり気にしないで。
この20年でずいぶんと発達した情報網は
まるで映画のように戦争の終わりを伝えた。
江戸になだれ込んだ敗残兵達。
先を競い合って殺到するカメラ。
それを押しのけることに必死な役人。
無言でテレビの電源を落とす。
ただただ、やるせなかったのだ。
同じ戦争で死んだ連れ合い。
その連れ合いを抱えて帰ってきた幼馴染。
それを最後に、もう口をきいてもいない。
たかだか2、3週間で、すっかりと下火になった話題。
時折、幕府の対策を伝えはするものの
そんなもの、誰も気にも留めていない。
ふと目にとまった。
そこにあったのは、連れ合いの形見。
手入れなどすっかりと忘れていた。
軽く埃を払ってやる。
すっかりと、足が遠のいていた。
「しばらくぶりに、行くとするかぃ」
雪が降り出していたが、気にはならなかった。
途中で饅頭と花を買い求める。
忙しなく走る、役人たちとすれ違う。
ああ、また敗残兵でも見つけたのか。
誰かがいた。
その姿は、帰ってきた時の幼馴染を彷彿とさせた。
「おーい、ババア」
そいつは背を向けたまま言った。
「その饅頭、食べていい?」
色々と走り書きを載せてみる。
短い一文ばっかりかも?
というか、文章としてまとまってるのが少ないなぁ。
アイツにも聞こえたのだろうか。
あれの、優しい音が。
それとも。
「鋼の音しか、聞こえなかったか」
その呟きは、己の耳しか震わせなかった。
○動乱編の高杉の最後のセリフ。
「くれてやる」
その左手に魔法のようにあわられた球体。
似蔵はそこから発せられる、かすかな臭いを嗅ぎ取った。
にやりと笑ったのはどちらか。
「持ってけっ!!」
月は似蔵に向かって放り投げた。
似蔵は追撃をやめ、身体能力を駆使して後方へと飛ぶ。
月の投げ放った球体は、似蔵に届くことなく地面へと落ちていく。
地面と接触した、次の瞬間。
轟!!
球体は、轟音と火炎を撒き散らした。
爆風とそれにより凶器と化した工場の残骸が全てをなぎ払っていく。
似蔵は、紅桜を盾にして、耐え切った。
爆風が収まり、似蔵は気配を探る。
熱気を含む風と、黒煙の臭い。
「逃げられたのかぃ・・・」
○紅桜編序盤。何気に出てる主人公の名前。
「くろすけ」
「・・・・・・・」
じっと目と目で見つめあう。
くろすけは仕方ないと言うように「にゃあ」と啼いた。
主人の扱いの悪さは、今に始まった事ではないからだ。
くろすけは前足で器用に雪玉を持つと、背を丸めた。
「・・・・・とうか」
目指すのは、松陽の頭。
真っ黒い塊はぽーんと放物線を描いた。
○過去編。雪合戦の話。あ、くろすけは黒猫です。
「ぁぁぁあああ!!!」
まっすぐに振り下ろされた刀は、違うことなく、天人の喉へと吸い込まれた。
吹き上がる赤、漏れる息。
白い着物に、紅い模様が描かれる。
天人は手を伸ばし、彼女の肩を掴んだ。
苦しみと共に、爪が立てられ、肌に食い込み、血が流れ出す。
それでも、彼女は刀を放さなかった。
否、放せなかった。
カタカタと、全身を震わせながら、彼女はずっと刀の先を見ていた。
その貫いた命を。
躯は糸が切れた人形のように、急に弛緩した。
ずるり、と天人の腕が地に落ちていく。
どさり。
何よりも、重たい音が響いた。
○過去編。襲撃の日。
血がパサパサと音を立てて落ちていく。
それが、時間の経過を物語る。
遠い空には、まだ黒煙が渦巻いていた。
どす黒い何かが、体中を駆け巡る。
それが慟哭なのだと、彼は心のどこかで冷静に見ていた。
○過去編。戦争の終わりの日。
「あ、銀時」
「ん?」
「はい、これ」
差し出されたのは折りたたまれた紙切れ。
「なんだ?」
「見ればわかる」
胡乱気に受け取り紙を広げる。
そして、銀時は面白可笑しい顔になった。
顔をしかめようとする筋肉と、ポーカーフェイスを保とうとうする筋肉のせめぎ合い。
つまり、顔が引きつっている。
そして一つため息をつくと、いつもの気だるい顔に戻った。
「・・・ちょっと行ってくる」
「いってらっしゃい」
○現在軸。ヅラ登場直前。
銀時は小脇に神楽を抱えると、自分の背中を示した。
「ブーツ、浸るの嫌だろ」
「でも・・・」
ただでさえ寝ている神楽を抱えているのだ。
銀時への負担が大きい。
「大丈夫だって、お前案外軽いし」
それに、と銀時は続ける。
「被害は一足のほうが金掛かんねぇだろ」
「・・・確かに」
月は思わずうなづいた。
こんなドブ川を走れば靴は廃棄を免れない。
新しい靴を買おうにも、万事屋は金欠状態だ。
○お通ちゃんの話の一部。
今日はこれまで。