忍者ブログ
日々は過ぎる。 されどわが胸に残る風。
  2025/01/23 [03:22] (Thu)
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。




  2009/03/11 [20:47] (Wed)

ぼーかろいど、なるものが気になる今日この頃です。
上手く歌わせてる人はすごいなぁ、あれ。


そんな日の銀魂で夢見てる小説『あいつ、そいつ、こいつ』
今日も戦闘シーンです。
なんだかこのごろ戦闘シーンばっか上げてますね。

でも他の場面だと、人数が多いので互いに名前呼んじゃってるんですよね。
名前を出したらNGじゃないですか。
『あいつ、そいつ、こいつ』のルール違反になってしまう。
それから自分勝手ルールですが、容姿も出したらNG。
誰だかすぐにわかってしまうので。

桂なんて、「黒髪が靡く」的なフレーズでわかってしまう。
本編主人公なんて、特に。

だから上げるんなら、モブ対誰か、がいちばんやりやすいです。





ぐっと少し身を屈めると、地面をけり、懐に飛び込む。
髪を逆立てた男の顔が近くなる。
驚いたような顔をしかけていた。


無防備な腹に容赦なく肘鉄を叩き込む。
くぐもった声がして、男は崩れ落ちた。


残り4人。

横薙ぎに振られた一撃。
それを屈んで避けると、ばねを使って伸び上がる。
突き出され掌底は男のあごに見事に入った。
少し体を痙攣させて、男は仰向けに倒れる。


残り3人。


少し軸をずらして振り下ろされた一撃をよける。
そしてそのまま体ごと回転し、勢いをつけて左足を蹴り上げる。
そいつの左足はきれいに男の延髄に入った。
そのまま禿頭の男は吹っ飛ぶ。


残り2人。

迫る気配にそいつは身を翻し駆け出す。
路地はそんなに広くはない。
壁が目前に迫る。
笑った気配がした。
しかしそれはすぐに驚愕に変わる。


そいつは勢いのまま、壁を蹴り、跳んだ。
男達のはるか頭上高くに。


視線をおろせば、こちらを呆然と見上げる男。

体が自由落下を始める。
距離がゼロになった。
そいつは男の顔を踏み台にして、地に戻る。

どうっ、と倒れる音がした。

残り1人。

最後の1人は、油断なく構えていた。
そいつは少し舌打ちする。


仕方ないというように男達が落とした刀の一本を拾う。
男にはその態度がお気に召さなかったらしい。
一気に殺気が膨れ上がる。

そいつは目を細めてそれを受け流す。
唇が弧を描く。


それを合図に男が斬りかかってきた。
ゆらりゆらりと一歩ずつ下がり、そいつはそれをかわしていく。
手に持った刀は、使わずに。


男が横薙ぎに刀を振りぬく。
そいつは後ろに下がった。
刃が胸元を掠めていく。
背に壁の感触。
そしてそのまま男は回転し、一歩踏み出す。


後ろは壁。
逃げ場はない。
男は勝利を確信し、遠心力の乗った一撃を繰り出した。


ぶつかる音。

その手に、刀はなかった。
男の腕はありえない方向へと曲がっていた。
絶叫を上げて男は地面に転がる。
遅れて男が持っていた刀が、がしゃんと地に落ちた。
それを見届けると、そいつは持っていた刀を放り投げた。


あの瞬間、そいつは掬い上げるように男の腕へと剣戟を加えていた。
勿論、峰打ちだ。
でなければ、男の腕は飛んでいただろう。
男の腕は折れただけで済んだ。


そいつは転がった男達を見ながら思案する。
どうやって情報を聞き出そうかと。


真っ先に浮かんだ方法はそいつ自身はあまり好きではなかった。
出来るならば、穏便には済ませたかったが仕方がないし
好きではないが、こうするより他がない。


ため息をこっそりとつき、男に歩み寄る。
そして痛みに震えている男の胸倉を掴み、引き寄せる。
いささか乱暴に扱ったからか、男は悲鳴を上げた。






時期的には銀時記憶喪失事件のころ。
記憶喪失事件の裏側にあった陰謀と空白の2週間です。

PR



[147] [146] [145] [144] [143] [142] [141] [140] [139] [138] [137
«  Back :   HOME   : Next  »
カレンダー
12 2025/01 02
S M T W T F S
1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31
プロフィール
HN:
佳凪
HP:
性別:
非公開
バーコード
ブログ内検索
アクセス解析
忍者ブログ [PR]