苦い結末

今週は、親切な人に見せて貰ってきました。
なので買わずにすんだ。

今週でブリーチは完全に見限ろうと思いました。
もう単行本買わねぇ。


というわけで、今週のジャンプ感想。

少々暴走気味、感傷気味です。

・・・だって、苦かったんだもん。

・初っ端から衝撃、激震。
・「屍を食らう鬼が出ると聞いて来てみれば・・・・・君がそう？」
・せ、先生が喋った。
・「また随分とカワイイ鬼がいたものですね」
・しかも随分とノリが軽いぞ。
・そうか、こんなノリだったのか、この人。
・しかしこれで解った。
・軽いノリで重要なことをさらっと言ってのけるのは師匠ゆずりか。
・で、先生は拾いにきたのか、コイツを。
・死体の数から察するに、たぶん小競り合いの跡だと思う。
・そんな環境にいる彼。
・たぶん、相当長いこと居たな。
・そんなに抵抗しないのは、多分野生の感からか。
・「他人に怯え、自分を護るためだけに振るう剣なんて捨てちゃいなさい」
・そいつは自分の刀を放り投げた。
・「くれてやりますよ、私の剣」
・そして背中を向けた。
・「そいつの本当の使い方を知りたきゃ、ついてくるといい」
・そいつの言葉は、不思議にあふれていて。
・「敵を斬るためではない、弱き己を斬るために」
・「己を護るのではない、己の魂を護るために」
・振り返って見えた瞳に。
・『敵わない』と、そう悟った。
・とまぁ、そんな出遭いでした。
・夢見てる小説をそんなに書き直さなくてよさそうです。
・というか、これのおかげでネタができた。
・で現在軸。
・左手を糸でつなげたまま、互いに消耗戦。
・うわ、痛いよ、見てるほうが。
・木刀取り落とすとか、妙にリアル。
・互いに満身創痍。
・全て捨てたという人間がいる。
・そんなこと、出来るはずがない。
・全て捨てるとは、己を全て滅すること。
・すなわち、死だ。
・「己を捨てた？違う」
・「テメーは背負う苦しみも背負われる苦しみからも逃げた」
・「ただの臆病者だ」
・正直なところ、結構この言葉堪える。
・自分自身にも、その自覚があるから特に。
・結局のところ、逃げてるだけだよなぁ、人間から。
・それでも・・・決めたことだから。
・話が逸れた。
・「臆病者の相手は、臆病者で充分だ」
・アンタも自覚あったのか。
・「テメーに師匠の名を語る資格はねぇ」
・子供達が伸ばす手から、逃げてる自覚があったのか。
・背負われてる絵はたぶん、拾われてからなんだろうなぁ。
・厄介事があって、何か助けてもらったときなのかな、たぶん。
・少々罰の悪い顔してる。
・ああ、それがあんたの、先生なのか。
・「テメーに荷ごと弟子背負うっ、背中があるかァァァァァァァァ！！」
・そして、決着。
・満身創痍なので、頭突きで決着。
・銀時が石頭だと判明。
・ホント丈夫だな、こいつ。
・しかし、まだ終わらない。
・首元に、突きつけられた苦無。
・倒れ伏したはずの地雷亜。
・銀時は、動じることもない。
・だって、もう知ってる。
・「もうやめとけ」
・「テメーの巣には、何もいやしねェよ」
・「得物も・・・餌も・・・虫ケラ一匹」
・「そこにいんのは最初から、たった一匹の蜘蛛だけだ」
・「はるか頭上の月の光を仰ぎ見て空に向かって糸を吐き続ける」
・「哀れな蜘蛛（てめー）だけだ」
・ねぇ、そこに何を重ねてる？
・師を仰ぎ見ることだけしか出来ない自分？
・先生という存在のでかさが、すごく解る気がした。
・これが銀時の中心だ。
・そして地雷でもあり、自爆スイッチや誤爆スイッチの元になる。
・正直なところ、かなり危うい、こいつ。
・自分の進む道を、先生がどう思っているのか知りえないから。
・自分は自分であり、その道を進むと決めたと自覚したときに。
・彼は真に、自分の道だと胸を張れる。
・自分の中の軸を、やっとまっすぐだと自覚できる。
・「・・・・・何を世迷言を」
・「そんなことはとうの昔に知ってるさ」
・こいつら、自覚ありながら、それでも。
・こわい。
・自分が言えた義理じゃないけれど。
・「ヤメロォォォォォ！！」
・っ、月詠ちゃんっ！！？
・ダメだって、やめてよ。
・それをさせないためにっ、こいつは来たのにっ。
・吹き上がる血しぶき。
・振り返った驚愕の瞳。
・そして。
・倒れ伏したのは。
・「・・・・・・いい・・・・・それで・・・・・それでいい・・・・」


・・・・・・・・ねぇ、苦すぎるよ。
そんなこと、望まれてなかったのに。
銀時は、そんなことさせないために戦ったのに。
最終的に、地雷亜の望みは叶えられてしまった・・・。

「自分自身を殺すこと」

・・・・ここで来週へ続く。
自分が穿った予測が、外れてくれるといい。