とりあえず、今は健康が不在な感じです。
ううううう、夏バテて力が出ない。
でも、本は読みたい。
オーフェンを読んだので、
久しぶりに銀魂で夢見てる小説「あいつ、そいつ、こいつ」
さて、今回は政治面です。
「了承を、得たい」
それは唐突な言葉だった。
「何の、ですか?」
向けられた側は、なんとなしのように答える。
だがそれは、話は聞くと言う了承だった。
だから、この言葉を発した。
「人を、呼びたい」
その言葉に誰もが瞠目した。
ただ一人、彼女だけが静かだった。
「誰をですか?」
こいつは、目を少しだけ細めて問う。
それに対し、そいつは思わず身を引きかけた。
が、渾身で思いとどまった。
はっきりと言おう。
怖い・・・ものすごく。
先程までの、陽だまりのような顔とは全然違う。
容赦なく照りつける、刺すような(誤字にあらず)陽だ。
(これは、すさまじいや・・・)
そいつは内心冷や汗をかきながらも、それでも言葉を紡いだ。
ここで引けば、全てが終わる。
「かかりつけの、医者と・・・『手伝い』、を」
そしてそいつは視線をまっすぐに向ける。
こいつはそれを受け止めた。
沈黙が、場を支配する。
今、外部の人間を入れるのは、この街の今後にとっては危険だ。
だが、そうとも言っていられない。
そいつにとって大切なのは、この街でもなんでもない。
こいつがいくら強かろうとも。
彼女らがいくら優秀だろうとも。
今、真実を公に晒しては、この街は食い物にされる。
真実が明らかにされたところで
あいつは自力で何とかするだろうし
こちらも逃げ切る算段はある。
その場合、この街が今よりひどい事になるだけだ。
だが、彼はそれを許さない。
何も出来なかろうが、一人で立ち向かおうとするだろう。
このままでは、彼一人が、自滅するだけだ。
手札を使って、見せ掛けの体を作り、それで誤魔化す。
その間に、こちらの体勢を整える。
あいつがなんと報告するかは知らない。
だが予測は出来る。
彼を、繋ぎとめておくために、この街は必要なのだから。
あいつの嘘に
相手の無意識の善意に
こちらの虚飾を織り交ぜて、この街を護り抜く。
子供だましかもしれない。
それでも体裁が整っていれば、向こうも手出しはしてこない。
真実は、この街の中でのみ通用すればいい。
結構ぶっちゃけちゃってます。
手札使うのも、もう開き直っちゃってます、夢主人公。
手札は使った後の見返りが怖いですが。
とりあえず、秘密部隊はこれをもって、表に出るわけで。
だんだんと、個人レベルの問題じゃ対応できなくなったきた。
この話だと個人って本当にちっぽけなんですよね。
でも、最後は個人が全部ひっくり返しちゃう予定です。
さて、原作がどう転ぶやら。