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日々は過ぎる。 されどわが胸に残る風。
  2025/01/24 [17:35] (Fri)
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  2009/09/09 [18:59] (Wed)

とりあえず、今は健康が不在な感じです。
ううううう、夏バテて力が出ない。

でも、本は読みたい。


オーフェンを読んだので、
久しぶりに銀魂で夢見てる小説「あいつ、そいつ、こいつ」
さて、今回は政治面です。






「了承を、得たい」

それは唐突な言葉だった。

「何の、ですか?」

向けられた側は、なんとなしのように答える。
だがそれは、話は聞くと言う了承だった。
だから、この言葉を発した。

「人を、呼びたい」

その言葉に誰もが瞠目した。
ただ一人、彼女だけが静かだった。

「誰をですか?」

こいつは、目を少しだけ細めて問う。

それに対し、そいつは思わず身を引きかけた。
が、渾身で思いとどまった。

はっきりと言おう。
怖い・・・ものすごく。

先程までの、陽だまりのような顔とは全然違う。
容赦なく照りつける、刺すような(誤字にあらず)陽だ。

(これは、すさまじいや・・・)

そいつは内心冷や汗をかきながらも、それでも言葉を紡いだ。
ここで引けば、全てが終わる。

「かかりつけの、医者と・・・『手伝い』、を」

そしてそいつは視線をまっすぐに向ける。
こいつはそれを受け止めた。

沈黙が、場を支配する。


今、外部の人間を入れるのは、この街の今後にとっては危険だ。


だが、そうとも言っていられない。
そいつにとって大切なのは、この街でもなんでもない。

 

こいつがいくら強かろうとも。
彼女らがいくら優秀だろうとも。

今、真実を公に晒しては、この街は食い物にされる。

真実が明らかにされたところで
あいつは自力で何とかするだろうし
こちらも逃げ切る算段はある。

その場合、この街が今よりひどい事になるだけだ。

だが、彼はそれを許さない。
何も出来なかろうが、一人で立ち向かおうとするだろう。

このままでは、彼一人が、自滅するだけだ。


手札を使って、見せ掛けの体を作り、それで誤魔化す。
その間に、こちらの体勢を整える。

あいつがなんと報告するかは知らない。
だが予測は出来る。

彼を、繋ぎとめておくために、この街は必要なのだから。


あいつの嘘に
相手の無意識の善意に
こちらの虚飾を織り交ぜて、この街を護り抜く。

子供だましかもしれない。
それでも体裁が整っていれば、向こうも手出しはしてこない。


真実は、この街の中でのみ通用すればいい。









結構ぶっちゃけちゃってます。
手札使うのも、もう開き直っちゃってます、夢主人公。
手札は使った後の見返りが怖いですが。
とりあえず、秘密部隊はこれをもって、表に出るわけで。

だんだんと、個人レベルの問題じゃ対応できなくなったきた。
この話だと個人って本当にちっぽけなんですよね。
でも、最後は個人が全部ひっくり返しちゃう予定です。
さて、原作がどう転ぶやら。

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