2010/10/29 [22:33] (Fri)
こいつが赤なら、あいつが黄色で、そいつが緑。
そして信号機の出来上がり。
ああ、見事に当てはまる。
なんてことを考えながら
並列思考で別のこと考えてた。
身の内の彼女はこう言った。
愛情とは、愛した人間がくれた心を
その愛した人間が死んだときに殺すこと。
愛した人間が死ぬたびに、心はだんだんと死んでいく。
貰った心の分だけ、死んでいく。
そして最後に零になる。
私は身の内の彼女にこういった。
「死んだと感じる心は、自分のじゃないのかい?」
愛情は、心がともに死ぬ事じゃなくて
思い続けることじゃないのかい。
そうなりたいけどなれないんだ。
諦めきったような顔で彼女は言う。
思い続けることはその人間の勝手だ。
誰にだってできる。
思い続けないこともまた然り。
私は思い続けられない。
「なぜだい?」
私は弱いから。
生きるために。
だから貰った心を殺すんだ。
そうやって消えていった彼女に
私はぽつりとつぶやいた。
「なんだよ、きちんと残ってるじゃないか」
思ってるじゃないか、気づけよバカ。
誰かを思い続けることができる彼女を
私は羨ましく思った。
そんなお話。
そして信号機の出来上がり。
ああ、見事に当てはまる。
なんてことを考えながら
並列思考で別のこと考えてた。
身の内の彼女はこう言った。
愛情とは、愛した人間がくれた心を
その愛した人間が死んだときに殺すこと。
愛した人間が死ぬたびに、心はだんだんと死んでいく。
貰った心の分だけ、死んでいく。
そして最後に零になる。
私は身の内の彼女にこういった。
「死んだと感じる心は、自分のじゃないのかい?」
愛情は、心がともに死ぬ事じゃなくて
思い続けることじゃないのかい。
そうなりたいけどなれないんだ。
諦めきったような顔で彼女は言う。
思い続けることはその人間の勝手だ。
誰にだってできる。
思い続けないこともまた然り。
私は思い続けられない。
「なぜだい?」
私は弱いから。
生きるために。
だから貰った心を殺すんだ。
そうやって消えていった彼女に
私はぽつりとつぶやいた。
「なんだよ、きちんと残ってるじゃないか」
思ってるじゃないか、気づけよバカ。
誰かを思い続けることができる彼女を
私は羨ましく思った。
そんなお話。
PR