まだ言えないんだ。

地震発生から4日目です。


仕事場の仕事は変わりません。
そりゃあ被害のなかった名古屋だしな。
相変わらず鼻水がずびずびです。
花粉がすごいことになってるしな。


地震を受けてとりあえず職場で出来たことは
デマや不安の払しょくって奴でしょうか。
・・・デマを信じる奴がやっぱりいたりするのに驚いた。

「備えはいいけれど買い占めはするな」
「物資援助送るといっても輸送手段がないから政府からのアナウンスを待て」
「昆布が被曝に対抗するというのは嘘だ。うがい薬は絶対に飲むな」
「節電はいいことだからやれ。普段からやれ」
「物資援助よりもいまは募金しろ。そして継続的に募金しろ」

・・・何回この台詞を私の隣にいる人間に吐いたのだろう。

というか、古着をボランティア団体で送るって言ってた人がいたが
そんなん輸送手段がないのにどうするんだとか
現地の人にどうやって受け渡すんだとか
色々と聞いたけれど、本人は知らないらしい。

送れるようになったころには、もう要らない状態になってるからやめとけと心底思う。




職場からのアナウンスは

「東北方面への荷物は引き受けできない」
「手紙は引き受けるが、いつ届くか分からない」

以上2点。



向こうの見も知らない職員たちのことは考えないことにしている。
考え出すと震えが止まらなくなる。
だって14時50分って、昼の配達のピークの時間だぞ。
確実に、職員たちがいた時間だぞ。



だからまだ、最初に言うべき言葉が言えない。
未だに、私たちは、沈黙を捧げていない。