2008/12/08 [21:05] (Mon)
刃をゆっくりと鞘から抜き放つ。
刀身には一点の曇りもなく、静謐な光を保っている。
銀時は声も無く感嘆をあげた。
想いを込めて打たれた刀だ。
八双に構えると綺麗な音で鍔が鳴いた。
刀は人斬り包丁かも知れない。
だがそこに打ち込まれた、刀匠の想いは確かにここにある。
魂を震わせる。
銀時は唇の端をあげた。
それに答えて似蔵も歓喜の笑みを浮かべる。
双方無言で、一歩を踏み出す。
そして
兄妹のそれぞれの想いが
甲高い音を立てて交じり合った。
書き溜めている小説、銀魂紅桜編の一部分。
あれです、銀時VS似蔵リターンマッチの部分です。
こうやって晒すと、何か励みになるかなと思ってあげてみました。
でも、サイトにアップする気はさらさらない。
メモ帳には、台詞だけが続いていたり
情景だけが続いていたりです。
もっと細かい仕草とか、色々ミックスさせて
一本の話に繋げたいのです。
しかし頭の中でいくらアニメーションが流れても
それを言葉に出来なきゃ意味がない。
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