2008/12/09 [21:50] (Tue)
さて、誰から書けばいいのやら。
まぁまずは一番書きやすい高杉君から。
高杉って、前から言っているように優しい子だと私は思っています。なぜかというとそれでしか表現方法がないからなのです。二次創作で描かれる高杉って、アホの子(天然)か、狂気に走ってるか、銀時馬鹿(白夜叉崇拝)か、そのどれかで、優しい子っていう表現は、はるか昔の松陽馬鹿だった塾生時代だけみたいなカンジになっちゃってます。でもどれも違う気がしてるんですよね。たしかに松陽のことを慕ってたし、銀時に対しては世話を焼いたりイタズラしたりなんかしてたと思うけど。イタズラしては堅物桂に怒られた気がするけれど。(でもヅラも晋助に負けず劣らずいたずらっ子だった気がする)それでもって負けん気強くて少々病弱だったような気もするけれど。でも普通の子です。普通に優しい子です。そこらにいるような子ですぜ。負けん気は強いですが。大人の高杉を見ると想像もつかないかもしれませんが。けれど大人の高杉も、別に狂っているわけじゃないと思います。それが道だと思ったから突き進んでいるだけです。白夜叉に対しては憧憬なんて抱いていません。むしろ幼馴染をそう呼ばせて、皮肉をこめてそう呼んでしまったことを後悔している節がありそうです。だって鴨太郎のことをあんなによく理解できる子が、それを理解しないなんてことは絶対にない。この子は今、全員分の後悔や、出来なかったこと(眼を背けたこと、考えたけれど、思っているけれど、やれなかったこと、捨てれなかったこと)を引き受けてるんじゃないかとそう思ってます。それを眼に見える狂気として(行為として、言動として)前面に押し出しているのだから、だから狂っているように見えるだけなのかと。銀時と桂の「全力でぶった斬る」宣言には笑顔で答えて、いざとなったら刃を交えるけれど、最後の最後で戸惑いを刃に見せるのは、実はこの子のほうなんじゃないかと思ってます(けれどそれも一瞬で、斬るときは斬ると思う)。何よりも優しすぎて、自分を殺しちゃったんじゃないかなぁ、この子は。
まだまだあるけれど、次はヅラ君。
桂はアホの子。本当にあのあほっぷりはイラッとくる。けれど全部生真面目な性格から、そして全部真剣にやっていることもわかってる。堅物的な描かれ方が多いけれど、本当はイタズラも好きで、だけどそれで他の人の顔を曇らせたくないという思いもある。だからやらないてきなカンジかなぁと思ってます。人々の思いを受けて進む子だなぁ。何事にも真剣に取り組みすぎて、馬鹿みたいなことやらかすけれど、周りもそれをわかっているから、だからこそ慕っている。愛されている人間。戦時中も、何だかんだといろいろな面は平凡ながら(とは言っても普通に比べりゃあ攘夷4人は非凡だ)人を纏め上げられたのは、この真剣さにあったと思います。真剣さもあるけれど、どっちかっていうと世話好きな、お母さん的面もあるような気がする。それは高杉や銀時に対する態度からもそうとも言えるが、それはまた別物で親友としての忠告や、色んな親切の類だったりする(でもそれが小言に繋がるので、お母さん的なかんじになってしまう)。あとは銀時の親友といえるのはこの人だけだと思う。桂は張られた一線を良く理解して付き合ってくれると思う。(高杉はその一線に気づかない、辰馬は気づいているが見ない)だからこそ最後まで背中を預けあえたんだろう。
あれ?高杉君より短いぞ。
次は辰馬で。
辰馬については、あんまり考えたことはない。むしろこの人は攘夷四人のなかでは新参者。幼い頃から共にいたわけではないし、松陽先生についても知らない。だからこそ、仲間になれた人。戦の中では、互いを知りすぎている三人組の緩衝材としてはうってつけだったと思う。『白夜叉』に対する付き合い方が解らなくなった桂と高杉にとっては好都合な人材。銀時にとってもそれは同じ。しかしそれもまた時を経て、絆となっていく。アニメツアーでは「宇宙に行かんか?」と銀時を誘う場面で、屋根の下に桂と高杉もいたが、それを反対はしなかったと思う。絶望的な戦をいつ終わらせるか、で二人は悩んでいたと思う。・・・話がずれた。とりあえず、コイツは外見と内面のギャップが激しい。4人の中では一番腹黒いし、計算も高い。だがそれをしない人間。しかし必要だと思えば、どんな非情にも走れる人間。それが解っているから、いざというときに動いてくれると思ったから、あの三人は安心して絆を結んだんだろうなぁ。仲良く見えて、辰馬との絆は非情に殺伐としています。
辰馬の人間性は、原作があまりないからよくわからない。
じゃあ次行ってみよう。
えーっと新八について。銀さんじゃなくて新八。
この子は今迄で一番変わった子でありながら、本質が変わらない子。元から強い子だとは思う。それに伴う実力や言動が身につかなかっただけで。原作一話で流した涙と、アニメの柳生編で流した涙は、ぜんぜん違うものであり、そして同じものであったと思ってます。銀時や周りの影響も受けつつも、周りに影響を与え、そして成長していく子。さて、これから先、どうなることやら。
新八は愛しているけれど、けれど言葉が浮かばない。
次は神楽ちゃん。
この子は本当に銀さんの影響を受けて変わった子。もう擬似親子的なカンジ。星海坊主さんはもう子育て放棄気味なのでもうちょっと頑張ってほしいと思ってる。何で沖田と喧嘩をするのかというところは、たぶん年長者に可愛がられている一番下という同じポジションだからという理由が一番大きいと思う(ようするに。気にくわないだけである)。夜兎という戦闘民族で、血に抗っているという場面も出てきたが、本質的には優しい子。昔はそんなに強くなかったんだろうな。
次は神威。
原作の新参者。アニメにはまだ出てきてないものの、高杉以来の中二病患者。しかし本人はわりと割り切っている感じがする。自分の血を理解したうえで、抗うのではなく全部受け入れてしまった。そしてそれを謳歌している節がある。けれどやはり葛藤は片隅にあって、時々はそれを表に出してしまっている感もある。星海坊主との親子関係は、まだ修復可能だと思っているが、肝心の親の方が諦めてしまっているので、どうなることやら・・・・・。一つだけいえるのは、どんな親でも、子供には必要なんだよってこと。
だんだんと短くなってきた。
ムリに語るのは限界があるらしい。
真撰組について。
組織かときかれると「?」がつくのがこの集団。確かに組織なんだけれど、頭がなくなったらその途端瓦解するという危険性が高い。近藤は確かにおおらかだし、誰でも受け止めてしまう。非情になるときはなれる。凄い人間だと思うけれど、だからこそ、その影響力がありすぎて組織としての機能が果たせなくなっている。土方はマヨネーズ馬鹿でもあり、近藤馬鹿でもある。むしろ崇拝に近い可能性がある。それに関しては沖田も同じ。代替となる人間がないので、この三人が消えたならば真撰組は自然解散と成り、他の人間が真撰組をまた作り上げていくのだろう。そんなかんじがする。沖田と土方の関係性はただ「頑張ってね」というしかない。どれだけ絆を結ぼうとも、互いの胸のうちを知ろうとも、あの二人はあの関係でしかかかわれないのだ。
次は誰を語ろうか。
女性陣をまとめていくか。
妙さんは、実は怖い。実際にいるかもしれない女性。何もかも貫き通す。手段を選ばない。そこは本当に女性。彼女を見ていると強いなぁを思う反面、怖い。彼女が女として恋をしたならば、本当に怖いことになる。なので近藤さん、頑張ってください。それをいうとさっちゃんも怖い。彼女は一途すぎる。でも表も裏も知っている。一途で夢を見ているけれど、一番現実を知っている。ある意味凄いなぁ。九ちゃんは過保護の中で育ったからか、少し世間とずれている観がある。けれどまたそれも真理を得ている。男の子だったら、本当にこんな要らん苦労はせんかっただろうに。たまは可愛い。マスコット的なカンジ。でも誰かが迷ったとき答えをくれるのはこの子だと思う。キャサリンはふてぶてしいけれど、その中に優しさを隠している。登勢さんのあとを継ぐのはこの人だろう。
女性陣に対しては同じ女性でありながら恐怖を抱いています。
いや、現実にいそうだからさ。
登勢さんは本当に尊敬する。なにかしらないけれど。彼女の過去は気になるところだ。今の銀時は彼女がいなければ存在しなかった。銀時にとっては一時だったにせよ、もう一度立ち上がるべき理由をくれた人。また炎を灯してくれた人。けれど銀時が動かなければ、そのまま放っておいただろうなぁ。清濁併せ持った人。そこら辺は松陽先生にも通じる感じがある。
松陽先生は謎だらけ。主人公なくせに謎な銀時といい勝負。この人が、あの三人のもとを作ったのか、教え導いたのか、と考えると感慨深い。イメージ的には穏やか、だけど天然ボケ、突拍子のないことは平気でやる、けれど芯が通っている、優しく諭すけれど時には手も出す。なんだろう、行動力はあるけれど普通の人間だよ。そんな人だからあの三人は慕ったし、先生だったんだと思う。もっと語りたいのに言葉が出てこない。
マダオとかは割愛していい?
面倒になってきたから。
銀時
銀魂の主人公にして、最大の謎なんだよね。なぜこんな人間になったのか。彼が貫いているものは今も昔も変わってはいない。しかし変遷はある。第一話と今現在を比べると、第一話では妙に斜に構えていた観がある。今ではすっかり万事屋ファミリーの家長だし、いろいろな人との絆も結び始めている。最初の頃は、ふらりといなくなりそうな感じだったが、今ではすっかり土地に足をつけた感じ。色々と言動も変わってきている。辛辣なのは変わりはないが。最初の頃の情態では、絶対にマダオとは仲良くならなかっただろうなぁ。銀時は最大値で成長しない主人公だと昔書いた覚えがあるけれど、確かに今見てみると、変わってきているし、成長もある。しかしそれが諸刃の刃なのだ、銀時の場合は。銀時は情は深いし、結んだ絆は大切にする人間だ。だからこそ内面と逆の態度をとってきた節がある。再び彼が何かを失ったときが怖くて仕方がない。松陽を失ったからこそ彼はこの世界を憎んだとあった。彼にとって世界=絆で、周りにいる人間が世界=俺の国なのだ。表面上はうだうだ悩まないし、いっていることは一貫しているものの、神威に「修羅」と言われた銀時は、奥深くに危うさを閉じ込めている。(銀時を修羅というのならば、他の攘夷3人もそれぞれに修羅であろうが)。「白夜叉」と呼ばれた彼は、そんな銀時の危うさを最も体現した存在であったのだとも思うし、護りたいというその銀時の一番の本質(揺ぎ無い信念)をも体現していたと考える。絆が「白夜叉」という存在を生み出したと考えると、とても悲しい感じがする。そして「白夜叉」は銀時と別物ではなく、銀時自身なのだ。乖離した存在のように言われているが、「白夜叉」は銀時が信念を貫いた結果であるのだ。だからこそ、銀時は語らない。信念を貫いた結果が、あの負け戦であったのだから。絆を失いつつも、再びの出会いによって、引き戻された鈍く光る光。だから彼は未だに戦っている。新たに得た絆の元に、そして過去に結んだ絆を護るために。高杉と再び対峙したとき、彼は容赦なく刃を向けるし、斬るだろう。それが怖い。絆を大切にする彼だからこそ、彼は容赦なく刃を向ける。そんなことがないことを願うが。この子は得ることが出来なかった子供。だからこそ得たものを大事にして、そして失くすことに怯え、必要以上にかかわろうとしない子。突き放してしまう子。優しい子なんだ。基本的に銀魂の人間は、みんな優しすぎる(そこに打算やら思惑があったとしても、優しすぎる)。普通に笑って、泣いて、生きて、普通の人生を送ってもらいたいなぁ。
何か色々語ったけれど。
誰も見やしないだろうなぁ。
これでもまだ、語りたいことの一部分しかない。
もっといろんな人と話して語ってみたいなぁ。
今日の日記は変なことばっかりを書くことに決めた。
ちょっぴり腐ってみようかと思う。
女性向も男性向もひっくるめて
自分で感じた、考えた銀魂人物観。
それでは、つづきからどうぞ。
ちょっぴり腐ってみようかと思う。
女性向も男性向もひっくるめて
自分で感じた、考えた銀魂人物観。
それでは、つづきからどうぞ。
さて、誰から書けばいいのやら。
まぁまずは一番書きやすい高杉君から。
高杉って、前から言っているように優しい子だと私は思っています。なぜかというとそれでしか表現方法がないからなのです。二次創作で描かれる高杉って、アホの子(天然)か、狂気に走ってるか、銀時馬鹿(白夜叉崇拝)か、そのどれかで、優しい子っていう表現は、はるか昔の松陽馬鹿だった塾生時代だけみたいなカンジになっちゃってます。でもどれも違う気がしてるんですよね。たしかに松陽のことを慕ってたし、銀時に対しては世話を焼いたりイタズラしたりなんかしてたと思うけど。イタズラしては堅物桂に怒られた気がするけれど。(でもヅラも晋助に負けず劣らずいたずらっ子だった気がする)それでもって負けん気強くて少々病弱だったような気もするけれど。でも普通の子です。普通に優しい子です。そこらにいるような子ですぜ。負けん気は強いですが。大人の高杉を見ると想像もつかないかもしれませんが。けれど大人の高杉も、別に狂っているわけじゃないと思います。それが道だと思ったから突き進んでいるだけです。白夜叉に対しては憧憬なんて抱いていません。むしろ幼馴染をそう呼ばせて、皮肉をこめてそう呼んでしまったことを後悔している節がありそうです。だって鴨太郎のことをあんなによく理解できる子が、それを理解しないなんてことは絶対にない。この子は今、全員分の後悔や、出来なかったこと(眼を背けたこと、考えたけれど、思っているけれど、やれなかったこと、捨てれなかったこと)を引き受けてるんじゃないかとそう思ってます。それを眼に見える狂気として(行為として、言動として)前面に押し出しているのだから、だから狂っているように見えるだけなのかと。銀時と桂の「全力でぶった斬る」宣言には笑顔で答えて、いざとなったら刃を交えるけれど、最後の最後で戸惑いを刃に見せるのは、実はこの子のほうなんじゃないかと思ってます(けれどそれも一瞬で、斬るときは斬ると思う)。何よりも優しすぎて、自分を殺しちゃったんじゃないかなぁ、この子は。
まだまだあるけれど、次はヅラ君。
桂はアホの子。本当にあのあほっぷりはイラッとくる。けれど全部生真面目な性格から、そして全部真剣にやっていることもわかってる。堅物的な描かれ方が多いけれど、本当はイタズラも好きで、だけどそれで他の人の顔を曇らせたくないという思いもある。だからやらないてきなカンジかなぁと思ってます。人々の思いを受けて進む子だなぁ。何事にも真剣に取り組みすぎて、馬鹿みたいなことやらかすけれど、周りもそれをわかっているから、だからこそ慕っている。愛されている人間。戦時中も、何だかんだといろいろな面は平凡ながら(とは言っても普通に比べりゃあ攘夷4人は非凡だ)人を纏め上げられたのは、この真剣さにあったと思います。真剣さもあるけれど、どっちかっていうと世話好きな、お母さん的面もあるような気がする。それは高杉や銀時に対する態度からもそうとも言えるが、それはまた別物で親友としての忠告や、色んな親切の類だったりする(でもそれが小言に繋がるので、お母さん的なかんじになってしまう)。あとは銀時の親友といえるのはこの人だけだと思う。桂は張られた一線を良く理解して付き合ってくれると思う。(高杉はその一線に気づかない、辰馬は気づいているが見ない)だからこそ最後まで背中を預けあえたんだろう。
あれ?高杉君より短いぞ。
次は辰馬で。
辰馬については、あんまり考えたことはない。むしろこの人は攘夷四人のなかでは新参者。幼い頃から共にいたわけではないし、松陽先生についても知らない。だからこそ、仲間になれた人。戦の中では、互いを知りすぎている三人組の緩衝材としてはうってつけだったと思う。『白夜叉』に対する付き合い方が解らなくなった桂と高杉にとっては好都合な人材。銀時にとってもそれは同じ。しかしそれもまた時を経て、絆となっていく。アニメツアーでは「宇宙に行かんか?」と銀時を誘う場面で、屋根の下に桂と高杉もいたが、それを反対はしなかったと思う。絶望的な戦をいつ終わらせるか、で二人は悩んでいたと思う。・・・話がずれた。とりあえず、コイツは外見と内面のギャップが激しい。4人の中では一番腹黒いし、計算も高い。だがそれをしない人間。しかし必要だと思えば、どんな非情にも走れる人間。それが解っているから、いざというときに動いてくれると思ったから、あの三人は安心して絆を結んだんだろうなぁ。仲良く見えて、辰馬との絆は非情に殺伐としています。
辰馬の人間性は、原作があまりないからよくわからない。
じゃあ次行ってみよう。
えーっと新八について。銀さんじゃなくて新八。
この子は今迄で一番変わった子でありながら、本質が変わらない子。元から強い子だとは思う。それに伴う実力や言動が身につかなかっただけで。原作一話で流した涙と、アニメの柳生編で流した涙は、ぜんぜん違うものであり、そして同じものであったと思ってます。銀時や周りの影響も受けつつも、周りに影響を与え、そして成長していく子。さて、これから先、どうなることやら。
新八は愛しているけれど、けれど言葉が浮かばない。
次は神楽ちゃん。
この子は本当に銀さんの影響を受けて変わった子。もう擬似親子的なカンジ。星海坊主さんはもう子育て放棄気味なのでもうちょっと頑張ってほしいと思ってる。何で沖田と喧嘩をするのかというところは、たぶん年長者に可愛がられている一番下という同じポジションだからという理由が一番大きいと思う(ようするに。気にくわないだけである)。夜兎という戦闘民族で、血に抗っているという場面も出てきたが、本質的には優しい子。昔はそんなに強くなかったんだろうな。
次は神威。
原作の新参者。アニメにはまだ出てきてないものの、高杉以来の中二病患者。しかし本人はわりと割り切っている感じがする。自分の血を理解したうえで、抗うのではなく全部受け入れてしまった。そしてそれを謳歌している節がある。けれどやはり葛藤は片隅にあって、時々はそれを表に出してしまっている感もある。星海坊主との親子関係は、まだ修復可能だと思っているが、肝心の親の方が諦めてしまっているので、どうなることやら・・・・・。一つだけいえるのは、どんな親でも、子供には必要なんだよってこと。
だんだんと短くなってきた。
ムリに語るのは限界があるらしい。
真撰組について。
組織かときかれると「?」がつくのがこの集団。確かに組織なんだけれど、頭がなくなったらその途端瓦解するという危険性が高い。近藤は確かにおおらかだし、誰でも受け止めてしまう。非情になるときはなれる。凄い人間だと思うけれど、だからこそ、その影響力がありすぎて組織としての機能が果たせなくなっている。土方はマヨネーズ馬鹿でもあり、近藤馬鹿でもある。むしろ崇拝に近い可能性がある。それに関しては沖田も同じ。代替となる人間がないので、この三人が消えたならば真撰組は自然解散と成り、他の人間が真撰組をまた作り上げていくのだろう。そんなかんじがする。沖田と土方の関係性はただ「頑張ってね」というしかない。どれだけ絆を結ぼうとも、互いの胸のうちを知ろうとも、あの二人はあの関係でしかかかわれないのだ。
次は誰を語ろうか。
女性陣をまとめていくか。
妙さんは、実は怖い。実際にいるかもしれない女性。何もかも貫き通す。手段を選ばない。そこは本当に女性。彼女を見ていると強いなぁを思う反面、怖い。彼女が女として恋をしたならば、本当に怖いことになる。なので近藤さん、頑張ってください。それをいうとさっちゃんも怖い。彼女は一途すぎる。でも表も裏も知っている。一途で夢を見ているけれど、一番現実を知っている。ある意味凄いなぁ。九ちゃんは過保護の中で育ったからか、少し世間とずれている観がある。けれどまたそれも真理を得ている。男の子だったら、本当にこんな要らん苦労はせんかっただろうに。たまは可愛い。マスコット的なカンジ。でも誰かが迷ったとき答えをくれるのはこの子だと思う。キャサリンはふてぶてしいけれど、その中に優しさを隠している。登勢さんのあとを継ぐのはこの人だろう。
女性陣に対しては同じ女性でありながら恐怖を抱いています。
いや、現実にいそうだからさ。
登勢さんは本当に尊敬する。なにかしらないけれど。彼女の過去は気になるところだ。今の銀時は彼女がいなければ存在しなかった。銀時にとっては一時だったにせよ、もう一度立ち上がるべき理由をくれた人。また炎を灯してくれた人。けれど銀時が動かなければ、そのまま放っておいただろうなぁ。清濁併せ持った人。そこら辺は松陽先生にも通じる感じがある。
松陽先生は謎だらけ。主人公なくせに謎な銀時といい勝負。この人が、あの三人のもとを作ったのか、教え導いたのか、と考えると感慨深い。イメージ的には穏やか、だけど天然ボケ、突拍子のないことは平気でやる、けれど芯が通っている、優しく諭すけれど時には手も出す。なんだろう、行動力はあるけれど普通の人間だよ。そんな人だからあの三人は慕ったし、先生だったんだと思う。もっと語りたいのに言葉が出てこない。
マダオとかは割愛していい?
面倒になってきたから。
銀時
銀魂の主人公にして、最大の謎なんだよね。なぜこんな人間になったのか。彼が貫いているものは今も昔も変わってはいない。しかし変遷はある。第一話と今現在を比べると、第一話では妙に斜に構えていた観がある。今ではすっかり万事屋ファミリーの家長だし、いろいろな人との絆も結び始めている。最初の頃は、ふらりといなくなりそうな感じだったが、今ではすっかり土地に足をつけた感じ。色々と言動も変わってきている。辛辣なのは変わりはないが。最初の頃の情態では、絶対にマダオとは仲良くならなかっただろうなぁ。銀時は最大値で成長しない主人公だと昔書いた覚えがあるけれど、確かに今見てみると、変わってきているし、成長もある。しかしそれが諸刃の刃なのだ、銀時の場合は。銀時は情は深いし、結んだ絆は大切にする人間だ。だからこそ内面と逆の態度をとってきた節がある。再び彼が何かを失ったときが怖くて仕方がない。松陽を失ったからこそ彼はこの世界を憎んだとあった。彼にとって世界=絆で、周りにいる人間が世界=俺の国なのだ。表面上はうだうだ悩まないし、いっていることは一貫しているものの、神威に「修羅」と言われた銀時は、奥深くに危うさを閉じ込めている。(銀時を修羅というのならば、他の攘夷3人もそれぞれに修羅であろうが)。「白夜叉」と呼ばれた彼は、そんな銀時の危うさを最も体現した存在であったのだとも思うし、護りたいというその銀時の一番の本質(揺ぎ無い信念)をも体現していたと考える。絆が「白夜叉」という存在を生み出したと考えると、とても悲しい感じがする。そして「白夜叉」は銀時と別物ではなく、銀時自身なのだ。乖離した存在のように言われているが、「白夜叉」は銀時が信念を貫いた結果であるのだ。だからこそ、銀時は語らない。信念を貫いた結果が、あの負け戦であったのだから。絆を失いつつも、再びの出会いによって、引き戻された鈍く光る光。だから彼は未だに戦っている。新たに得た絆の元に、そして過去に結んだ絆を護るために。高杉と再び対峙したとき、彼は容赦なく刃を向けるし、斬るだろう。それが怖い。絆を大切にする彼だからこそ、彼は容赦なく刃を向ける。そんなことがないことを願うが。この子は得ることが出来なかった子供。だからこそ得たものを大事にして、そして失くすことに怯え、必要以上にかかわろうとしない子。突き放してしまう子。優しい子なんだ。基本的に銀魂の人間は、みんな優しすぎる(そこに打算やら思惑があったとしても、優しすぎる)。普通に笑って、泣いて、生きて、普通の人生を送ってもらいたいなぁ。
何か色々語ったけれど。
誰も見やしないだろうなぁ。
これでもまだ、語りたいことの一部分しかない。
もっといろんな人と話して語ってみたいなぁ。
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