結局のところこんなもんです

本日また珍しいものと遭遇しました。

だいぶ前に歩道を歩くゴキブリと遭遇したんですが
今度はもっと凄いです。

・・・地下街を歩くゴキブリです。

なんか・・・いやだね。

家での遭遇率より外で出会う遭遇率のほうが高いです。
ああ、でもそれはいいことだ。



なんだか絵が描けなくなったので
とりあえず、変な文章をうってみた。
スランプ脱出なるか？

１５分ちゃら書き。

泣いたり笑ったりするのは人間にとっては至極当たり前のことで
自分も一応人間というカテゴリーに入っているので
感情があるのは当たり前のことだったりする。

自分が決意したり、切り捨てたり、見限ったり、繋いだり
色々としてきたことは人間として当たり前のことだったと思う。

しかしそれとこれと、今まで自分がやってきたことをどんなにあわせても
現在の意味であるところの『正義』にはどうやってもたどりつかない気がする。

というか、正義って、義を貫くことだっけ？
何に対して？
たぶん、世の中に対して？

そもそも義って何だ？

俺は正義の味方でもなんでもないことは確かだった。
テメェの持論貫いているだけだ。

正しさの証明なんて、求めちゃいねぇよ。







そんなことより、これから家に帰るのをどうしようか考えている。
夜まで暇を潰してこいと追い出されて、ふらふらとしてたら、ここに吸い込まれちまった。

いや、小さな玉がはじけてるの見るとさ
何か小さいことが全部忘れられそうなんだよね。

財布の中まですっからかんだよ。
あー、どうやって言い訳しよう。

あのダメガネにはこの間通帳の残高突きつけられたし。
あの怪力娘は毒舌と共にえびぞり固めかけられたし。

あー・・・、帰りたくねぇ・・・。

あ？帰れって？
かわいい息子と娘が待ってるから？

そんなんじゃねぇよ、あんなの！！
こちとらまだ二十代だからねっ！！！

そんなでっかい子供いてたまるかってんだ。
ったくよぉ・・・・・・・。


・・・・・・まぁ、家族みてぇなモンだけどよ。

あー、日も暮れてきたな。
マジでどうしよう。

え？やっぱり帰れって？
『夜まで暇潰して来い』だろって？

・・・・・わかったよ、帰りますよ。
ちくしょう、死んだら枕元に立ってやる。

あれ？でも枕元に立つって・・・俺お化けになってる？
いやーっ！そんなのいやだぁぁぁあああ！！？



・・・・・・はい、黙ります。
ゴメンナサイ。

イッテーなぁ。
思いっきり殴りやがって。
はいはい、帰りますよ。



ん・・・？そういやアンタ誰だっけ？
まぁいっか、おっさんで。

え？同い年？
うそ～ん・・・・。

さてと、仕方ねぇけどそろそろ帰りますか。
あんたもさっさと家帰りなよ。
ガキが待ってるんだろ？

じゃあな、おっさん。





「まったく・・・変わりはしないんだから」

ふらふらと揺れる後姿を男は見送った。
昔と変わらない眠たそうな目だった。
それが、嬉しかった。

「それにしても、人の顔をおぼえないのは相変わらずですね」

ざぁ、と風が吹き抜ける。
男の色素の薄い髪が風に遊ばれた靡いた。

「どうか、君に幸多きことを」

再び風が吹き抜ける。
男の姿はもうそこにはなかった。

風だけが、微笑みの気配を伝えていた。








まあこの後、帰った彼は
子供達からもみくちゃ（？）にされます。

そして次の日説教を食らうわけです。

「昨日はあんなに上機嫌だったのによぉ・・・」

そこらじゅう傷む身体を引きずりながら
万事屋社長は仕事探しに出るわけです。

簡単な仕事にありついて、報酬貰って
そしてそのなけなしの金をまた、玉がはじける遊びに費やすわけです。
今度は勝つといいね。


あ、言い忘れてた。
銀さん、誕生日おめでとう。