忍者ブログ
日々は過ぎる。 されどわが胸に残る風。
  2024/05/21 [15:57] (Tue)
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。




  2009/01/25 [21:50] (Sun)


絶賛いろいろ捏造中です。

重いものを書くのが楽しゅうて仕方がない。
というか、精神状態大丈夫か、自分?

自分の中のむしゃくしゃしたものを
こうやって吐き出しているのだろうか?




捏造銀魂で『あいつ、こいつ、そいつ』。
一部死にネタです。


お嫌いな方はスルーで。






「鬼兵隊の幹部達だってよ」
「幕府もむごいことするなぁ」

ひそひそと、小声で交わされる言葉。
群集の戯言など、聞こえても咎められないというのに。

「しかしまあ、災難だよな」
「幕府のために働いたのに、幕府に殺されちまうとはな」
「鬼兵隊の総督はまだ捕まってないという話だそうだ」
「白夜叉と名高かった側近もな」
「白夜叉って、攘夷派の軍神のことじゃねーのか?」
「へ?俺はそういう風に聞いたけどな」
「その義勇軍の軍神も行方不明らしいぜ?」
「最後は激戦だったそうだからなぁ・・・」

戯言がかさなり、ざわざわと、意味を成さない言葉になる。
そんな群衆に紛れて、そいつは物言わぬ首たちを見つめていた。

皆知っている顔ばかりだった。

『護れ』といったのは自分だ。
あの乱戦の中で生き残ったものはいたのだろうか?
摑んだ筈のものは、護ると抱えたものは、あざ笑うかのように指の間をすり抜けていく。

全ての命は負いきれない事はわかっていた筈だ。
自分の命だけで、人は手一杯だというのに。


後悔の海へと、沈みかける。


そいつを引き戻したのは、一つの声だった。
そいつは緩慢に声のほうへと振り返る。

群衆の中の一人の老人。
溶接などで使う遮光ゴーグルに隠されて表情は見えないが
その顔はどことなく、記憶をおぼろげながら重ねさせるものがあった。

老人が再び、呟く。

「・・・・・・  」

それは、一つの名。
その名に、面影が、重なる。

そいつは目を見開いた。
その老人が呟いた名は、よく知ったものだったから。

やがて老人の姿は群衆に紛れ見えなくなった。
そいつもまた、人の波に押されて輪の外へとはじかれた。

そのまま人の流れに乗り、歩き出す。
いつまでも、ここに居る訳にはいかない。

残党狩りはまだ続いている。
見張りの役人達が自分の顔を知っているかもしれない。
いくら同胞とはいえ、首だけであそこに仲間入りするわけにはいかない。

若干、歩く速度が早くなる。

それだけじゃない。
逃げたいのだ、あの場所から。

脳裏に焼きついた、あの老人の姿。
自分が行ったことに対しての結果。

全てを振り払うように、頭を振る。

あんな光景をもう何度も見てきたはずなのに。
自分で手を下した事だって、あったはずなのに。

あの時は、まだ続けられた。
だが今は、終わってしまったのだ。

彼らと共に、もう走ることは出来ないのだ。

 

さらし首にされた後は、役人によって無縁仏として葬られる。
いや、もしかしたら埋葬すらさせてもらえないかもしれない。
全ては天人の意向次第だ。

・・・ただ確実に言える事はひとつ。
誰であろうが、もう二度と、彼らに手は届かない。


唇を、かみ締めた。






時間軸的には、戦争直後。
老人については、その容姿でわかると思う。

どんだけ書いていても、話が繋がらない。
あとどれだけ書いたら本編まで持っていけるのか。
万事屋結成と、堀に沈めかけられた話をとりあえず練らんと。

PR



  2009/01/18 [15:08] (Sun)

日曜日なのにどこにも行かずに、部屋にこもってます。
相変わらず、縫った箇所がなんとなく沁みます。

アニメアビスのCM削除に専念してました。
今度はDVDに焼かなければ。
なんかアビスネタが沸いてきましたが、ちっとの間は封印。
いろいろとネタはあるんですが、そこから派生するものが問題。


そういえば、キバも終わったなぁ・・・。
最後らへんはあんまり杉田が喋ってなかった。
それが悲しい。

新しいのは歴代のライダーが出てくるらしいけど。
さてはて、杉田の出番はあるのか!?




それでは思いつき『あいつ、こいつ、そいつ』で銀魂夢(?)小説。
ネタはなつかしいじゃんけんで。

お嫌いな方はスルーしてください。




「で、どっちだ?」
「さあ?」

突き当たりで、二つに道は分かれていた。
分かれた二つの道の先からかすかに足音が聞こえてくる。

「セオリーなら・・・敵が、来るほう?」
「だからどっちだよ」

両方から来てんじゃん、と半眼になりそいつは呟く。
こいつは仕方ないというように、拳を突き出す。

「恨みっこ、なしよっ」
「じゃんけんっ」
「「ほいっ!!」」

一瞬、空気が静止した。

「は~い、俺の勝ち」
「・・・・・」

そいつはにやりと笑った。
こいつは眉をしかめて、そいつの出した役を見ていた。
親指と人差し指を伸ばし、後の指は握られている。
ちょうど指鉄砲の形に似ていた。

「お前、それ、反則・・・」
「これは、由緒正しき『必殺!オールマイティじゃんけん』だ。反則にはなんないんだよ」
「・・・それ、読者に、わかるの?」
「・・・詳しくは、魔神英雄伝ワタル、第5話で!」
「あ、誤魔化した」

足音が先程より大きくなっている。
右側の通路の先に、百華たちの姿がちらりと見えた。
遊んでいる暇はない。

「とりあえず、俺は右、行くから」
「え・・・・」
「あとよろしくな~」

とそいつはさっさと右側の通路へと走り出した。
止める暇もなかった。
諦めてこいつは左側の通路の方を向く。
そして半眼になった。

「少ないほう、選んだな・・・・」

左側の通路の先には、右側よりも色とりどりの着物が見えた。




ええ、ぎゃぐです。
まぎれもないギャグです。
この間に、子供達は大変なことになっているのですが。
やっぱり映像で動くと、どこに間があって入れられるかがわかってきます。
原作では解らないんだけどなぁ・・・・・。

 




  2009/01/12 [16:49] (Mon)

・・・自分に発破をかけるってどうやればいいんだろう?


というわけで、某作家の影響を受けて
『あいつ、そいつ、こいつ』で夢見てる小説の一部分アップ。

名称不明の夢主人公が出ています。
お嫌いな方はスルーで。



そのいち。


足首がつかまれる。
ミシリ、と嫌な音がした。
引き戻される。

そして瓦礫の山に叩き付けられた。
すさまじい衝撃が走り、息が詰まる。

痛みに呻く間も無く、何かが近づく感覚がした。
それに対して、体は反射的に動いてくれた。

足を縮ませ、上体のばねを使い、後ろ返りの要領でそこから飛び退く。
一瞬遅れて、衝撃と瓦礫の破片が後に続いてきた。

それに翻弄され、上手く着地できずに、何度か転がる。

急な運動をすれば、その分体は酸素を求める。
息が出来ない苦しさに、一瞬意識が飛びそうになる。

「か、・・・はっ、・・・」

こいつはやっとの思いで詰めた息を吐いた。
何度か咳き込み、荒く息をする。
ぱらぱらと破片が体に降りかかる。
背中は衝撃で痺れている。
それなのに、どくどくと何かが流れるような感覚はした。
恐らく叩き付けられた時に、木片や瓦礫が刺さったのだろう。

不意にこいつは眉根を寄せた。
あいつが追ってこない。

顔を上げると、数メートル先の瓦礫の山に巨大な傘が刺さっていた。
その横にはその持ち主。

持ち主は、こいつを面白いものを見るような眼で見ていた。


「おねぇさん、すごいね~」

声が頭上から降ってきた。
見上げるとそいつがきゃらきゃらと笑っていた。

「あそこで終わりだと思ったんだけどなぁ」

その言葉で、こいつは理解した。
あそこで体が反射的に動いてくれなければ、自分は今頃あの傘に押しつぶされていたらしい。



・・・たぶん、読めばどこのシーンの合間だかわかる。
そこら辺の壁に多分どっかの銀髪が埋もれているはず。



そのに。


子供達の指遊びは、今も昔もあまり変わらないらしい。

名前の文字数で、天国か地獄か大地獄のどれに行くかと占うものも確かにあった。
大地獄行きの人間がいれば、はやしたて、からかったものだ。

なにも名前の文字数ごときで、そんなものが決められるものだろうかと
はやしたてる者たちを前に首をかしげたものだった。

今現在では、その進化系とも言うべきものがネットで蔓延している。
それはそれで技術の進歩と発想の不思議さを改めて知るものである。


しょげているそいつを前にして、こいつは何を言うべきかわからなかった。
あの遊びでは、こいつはいつも悪い結果ばかりを摑まされてきた。
そして、からかわれてきた。

だが、こいつはそんなこと一欠けらも信じていなかった。
そんなもので生が決まってしまうのは面白くないと思っていた。

それにあの当時、この遊びは、彼の人の一声ですっかりと廃れてしまったのだ。



子供の遊びって、けっこう残酷だよなぁ、と。
思い出しては今更想う今日この頃。





そのさん。


平和呆けした。
そう思いながら、舌打ちするのは我慢した。
それが挑発とも成りかねない。

二人を護りながら、この局面を切り抜けるための算段をするが
どうにも思考は空転していく。

数が多い。
獲物がない。
そして相手が悪い。

こんな人のごった返した店の中で躊躇いもせず
銃を撃ったような連中だ。
ここに居る他の人間を巻き込むことなど、いとわないだろう。。
周りの人間に対して、命を負う義理はないが、寝覚めが悪いのはゴメンだ。





・・・多分、春雨初登場の前哨戦。
そんなこんなで、殺伐としています。

これって、夢見てるって言うのかな?
書くのは楽しいけれど。




  2008/12/12 [21:23] (Fri)

夢見てる小説一部抜粋してみました。





それがせっかく覚えた名前で呼んでくれていたのに、気づけば不名誉なあだ名で呼ばれていた。
しかも、微妙に違うイントネーションで。

「それにしても何をどう覚えたのか・・・」

腕を組み小太郎は呻る。
晋助はみかんを手に取り、呟いた。

「・・・愛情表現」
「なに・・・?」

呟かれた言葉に、小太郎は眉をひそめた。
みかんを弄びながら、晋助は言葉を続ける。

「あだ名はその人に対する愛情表現とか久坂が教えてたぞ、あいつに」
「・・・・・・・」

それだけ言うと、晋助はみかんを剥き始めた。
小太郎は眩暈がしたような気がした。
あながちそれは間違ってはいないが、何かが抜けている。



○銀魂過去捏造松下村塾編。場面は冬。こたつで差し向かいの子桂と子高。





二人のやり取りを見ながら、登勢は紫煙を吐き出した。

「・・・猫だとは思ってたんだけどね」
 
拾った時は、ただの捨て猫だと思っていた。
だがその認識は、時が経つにつれて間違いだと気づいた。

「気まぐれな、ケダモノか・・・」

立派な牙を持ちながら埋もれていく事を望んだ。
今は、大切なものを抱え込み、幸せそうに眠っている。

「あんたらが、眠っていられることを・・・」

そこまで呟いて、登勢は頭を振る。

「いやだね、私も耄碌しちまってるね」

昇り行く陽の光に、彼女は目を細めた。


○銀魂本編。たぶん、キャサリン登場回の最後。





「剣なら・・・まだあるぜ」

機を逃してはならない。
ありったけの力を込めて、紅桜の刀身を掴む。
手のひらに刃が食い込むが、痛みは感じない。

「とっておきのがもう一本っ!」

銀時は、上を見上げる。
似蔵は銀時の意図に気づくが遅い。

(抜けない・・・!?)
「うわぁぁぁぁぁああ!!!」

刃は惑うことなく振り下ろされる。

ばしゃん!!

荒い息と、着水の音。
空に舞った腕は、紅桜の片鱗を残さず、ただ転がった。

「酷いことをするねぇ、僕」

腕を落とされたことなど、気にも留めず、似蔵は哂う。
ぐっと、腹に力を入れ、新八は力の限り似蔵をにらみつけた。

「これ以上来てみろ!次は左腕を貰う!!」


○銀魂本編、紅桜編序盤。やれば出来る子、新八君。



・・・こんなカンジで。
あれ?夢見てる小説の主人公がいないよ?




  2008/12/08 [21:05] (Mon)

刃をゆっくりと鞘から抜き放つ。
刀身には一点の曇りもなく、静謐な光を保っている。
銀時は声も無く感嘆をあげた。

想いを込めて打たれた刀だ。
八双に構えると綺麗な音で鍔が鳴いた。

刀は人斬り包丁かも知れない。
だがそこに打ち込まれた、刀匠の想いは確かにここにある。

魂を震わせる。

銀時は唇の端をあげた。
それに答えて似蔵も歓喜の笑みを浮かべる。

双方無言で、一歩を踏み出す。

そして

兄妹のそれぞれの想いが
甲高い音を立てて交じり合った。









書き溜めている小説、銀魂紅桜編の一部分。
あれです、銀時VS似蔵リターンマッチの部分です。

こうやって晒すと、何か励みになるかなと思ってあげてみました。
でも、サイトにアップする気はさらさらない。

メモ帳には、台詞だけが続いていたり
情景だけが続いていたりです。
もっと細かい仕草とか、色々ミックスさせて
一本の話に繋げたいのです。
しかし頭の中でいくらアニメーションが流れても
それを言葉に出来なきゃ意味がない。




[1] [2] [3] [4] [5
«  Back :   HOME  
カレンダー
04 2024/05 06
S M T W T F S
1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31
プロフィール
HN:
佳凪
HP:
性別:
非公開
バーコード
ブログ内検索
アクセス解析
忍者ブログ [PR]