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日々は過ぎる。 されどわが胸に残る風。
  2024/05/18 [04:21] (Sat)
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  2010/04/15 [20:32] (Thu)

ただいま、嘆きノ森、エンドレスリピート。
・・・だんだん空気が重たくなっていくよ。





なんかね、本誌とか映画とかに触発されて

夢見てる小説をまた書いてるよ。
全体見ながら、ちょっとずつ修正して
どこら辺で伏線入れるとか、ある程度のネタばれするとか。
いや、プロットは決まってるんだけど、先がどこまで続くんだか。
ぶっちゃけ原作が終了するまで、伏線時期が決まらん。
四天王編では、主人公の立ち位置を子供たちにはっきりさせる予定。
でもこれ書いてると「地域密着型攘夷志士」という
なんとも変な単語が頭にちらつく。

今はかまっ娘クラブ初バイトあたりの裏側に
華陀さんの絡みを書きたい。
銀時たちがツートップ目指してる(には語弊があるが)その頃
留守番していた主人公は何をしてたのか。
そして、てる彦君の寺子屋風景とか。

このごろ、銀時についてはまた見えてきたんだけれど
高杉が少し見えなくなりつつある。
やべ、フルボッコしすぎた。
高杉のターンも、入れなきゃなんないのに。


久しぶりにちょっと夢見てる小説の一文。




やけに目立つペンギンおばけをうらびれた通りで見つけた。
そして目当てであったその飼い主も。

相も変わらず、のぼりを持って客引きのバイトをしていた。
銀時は少し上がった息を深く吸って整える。

いつもは簡単に見つかるのに今日は散々探し回った末でやっと見つけた。
近づくにつれて、その理由がわかった。

あの長い黒髪を探していたせいだと銀時は悟った。
もっと目立つ横の白い大きな物体を探せばよかったのだ。

「よお、ヅラ」
「ヅラじゃない、桂だ」

髪は幾分か伸びてはいたが、まだ短かった。

紅桜編、後々日談。
あれ?また主人公出てきてない・・・。
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  2010/01/11 [22:23] (Mon)

にやにやにやにや。
なんだか笑いが止まらないと言うか。

銀魂を見てるときの自分の顔を見て気持ち悪くなった。
すっごくね、なんか愛しいものを見てるときかのように
目じりを下げて、顔が緩んでたんだ。

末期だと思った。





そんな日の夢見てる小説。
桂との遭遇事件、その後。
主人公、銀時たちを迎えに行って、取調べにあう。








それにしても、だ。
なんで迎えにきただけなのに、取調室にご案内されなきゃならないのか。

「桂との関係はどうなのか、どんな組織に属してるのか」

そいつは目を細める。

「洗いざらい喋っちまいな」

低音が、響く。
どうやら凄んでいるらしい。
全然怖くないけど。
そんな、殺る気のない殺気をあてられてもね。
というか、こいつの話術、まるっきりチンピラだよね。

「だからさ、銀時たちを迎えに来たって、言ったよね?」
「自分のことより仲間の心配か?」
「いや、仲間っていうか、かぞ・・・」
「殊勝なことだが・・・自分の心配したらどうだ?」

全くもって、話を聞いてくれない。

「あのさ・・・・」
「お、喋る気になったか?」
「・・・あなたの言う攘夷って、何?」
「・・・・・・・」

そう言うと、そいつはおかしなものを見るような目つきをした。
手に持っていた煙草を一口吸うと、煙を吐き出す。
また、部屋が一段と白くなった。

「お前ら、攘夷浪士の癖に何言ってんだ?」
「いや、だからただの万事屋だってば」


そう、かつてはそう呼ばれていたかもしれない。
けれど攘夷やなんやと言われても、実感は湧かない。

少なくとも、自分達は、天人を国から追い出そうと戦っていたわけではない。

小太郎は鼓舞するためにあんなことを言っていたが
内心では違う思いがあったはずだ。

あの人は、いつも言っていた。
人の数だけ、想いは違うのだから、ぶつかり合うのだと。

反発しても、それでもいつか、相手にわかってもらって
互いを尊重することが出来れば、世界は穏やかなのだと。

それは天人でも関係ない、と。

ダメな場合があることも、あの人はわかっていたけれど。
それでも、諦めずに、自らの想いを説いていた。

そんなあの人が殺されたのは
今思えば、天人側にも、人間側にもそのほうが都合がよかったからだ。

天人側には、あの人の思想を聞く耳はなかったし
人間側はあの人の思想の最終目標は受け入れがたかった。

だから、殺した。
あの人の想いが、誰かに届く前に。

私達にも、あの人の想いは最後まで届いていなかった。
ずっと説いていてくれたはずなのに。

あの人を喪った事が、目に映る全てを曇らせた。

だから美談だかでっち上げだかわからない、そんな話で上手く乗せられ
戦に参加せざるを得なくなった。

そしてほくそ笑んでいる大人たちに、子供達は振り回された。

みんなみんな、深く傷ついた。
帰らなくなった人間もいた。

今でもそれは、終わることなく続いている。

みんな、そしてあの人も、護りたかっただけなのだ。
自分の大切な魂(もの)を。


けっして、テロリズムのためなんかじゃない。
攘夷は、テロリズムではなかったはずなのだ。

まぁ、あの二人はそれに走ってしまった。
その、一番手っ取り早いであろう方法に。
全てを担う重圧と、私たちへの優しさゆえに。

護りたいと思う気持ちは、変わってないと信じてる。



そんな思考は、机を叩く音に引き戻された。
大きな音に、いつの間にか俯いていた顔を上げると
不機嫌そうな顔が目に映った。

「オイ、黙ったままじゃわからねぇだろうが」

と、目の前の黒尽くめがのたまう。
少しの物思いにも耽させてくれないらしい。
まぁ、なんとも粗野な連中だ。

でも、あの子たちに、なんか似てる気もするけれど。

「それで、桂との関係は?」
「・・・あのさ、人の話聞いてた?私、銀時たちを迎えにきただけなんだけど」


この堂々巡りは、あと2時間ほど続いた。
私が「いい加減に、人の家族返せって言ってるでしょうが!」と叫んだのを
局長と名乗る人が、聞きつけるまで




○その後、おーひじ君と呼ばれる運命にある黒服と
 主人公とのファーストエンカウントBY主人公視点。
 別に、テロだろうが何だろうが、あの子たちが家族で大切なのは
 この子の中では、変わりがない。
 




  2010/01/06 [23:22] (Wed)

妄想って楽しい。
楽しすぎて自分が気持ち悪いので、晒してすこし戒める。


銀魂で夢見てる小説。
アイツソイツコイツじゃないバージョン。
なんだかこの頃開き直ってる主人公。
いや、私が開き直ってるだけ。

『護る』決意までのモノローグです。




ずるずると、銀時を引き摺る。
こうしていても、ちっとも起きてくれない。

銀時、重たいなぁ。
うん、重たい。

重すぎて、どうしたらいいか解らない。

体重とか云々の話もそうだけど。
やっぱり重たい。

それでも、放したくない。
すごく大切だ。
あの子の事もそうだけれど。

この子を一人にしちゃいけない。
同じだから、解る時もある。

あの子は、一人で立っていられる。
この子は、まだ一人で立っていられない。

一人で立っているように見えるけど。
縋っているだけなんだ。
最後に手の中に残った、一本の刀に。

一人にしておいたら、いつか『世界』に喧嘩を売って死んでしまう。
この子の『護る』は、そういうことだから。

あの子たちも喧嘩を売るだろうけれど。
周りにあの子たちがいるから、嫌でも引き止めてみせるだろうし。
誰彼構わずってことはしないと思う・・・たぶん。

まぁ、止められなくてもそれはそれでいい。
このなんだかおかしな世界が、焦土と化すだけだ。
・・・ああ、でもそれは何か寝覚めが悪いから嫌だなぁ。

あの人の願いと、正反対だし。

憎しみだろうが、悲しみだろうが
何だろうが糧にして、しぶとく世界を生きてくれればいい。

『世界は無常だけれども、怖いものじゃない』って。
だから世界を知って、生きて欲しいって。

それが私の願いで、あの人の願いで。
ああ、でももう一度、笑って欲しいかな。
どちらかというと、こっちが私の願いか。

 

生きて欲しいって願ったのは、あの人や、私だけじゃなくて
玄ちゃんも、八兄ちゃんも、六太も平次も三郎も亮も、みんなみんなで。


そう、とうさまも、かあさまも。


自分も生きて、皆も生きて。
そうやって、続いてく事を願ってた。


でも結局、私に出来たのは。
刀を振るって、敵を斬り殺して。

斬り殺して斬り殺して斬り殺して。
誰かの終わりを、たくさん作っただけだった。

それでも、この願いだけは今でも思ってる。

誰が否定しようとも、嘲け笑おうとも。
これだけは譲れない。
何があろうとも。

この子の『護る』と、同じように。

ああ、結局私も、この願いにすがり付いているんだ。
だから、この子を一人にしちゃいけないと思ったんだ。


「・・・腹、括らないとなぁ」

そう、決めなきゃいけない。
この願いを叶えるために。
どっちつかずではなく、ここにいるために。

ここにいて、約束を果たすために。

『いつか私が、おかえりを言えなくなったときは』

喚いて、続きを否定して、聞こうとしなかった言葉を。
ずっと言えないでいた言葉を。


私の『護る』を・・・・もう一度始めなきゃいけない。


そうやって生きてきたつもりだったのに。
いつのまにか、違うところに来ていた。

失って、躍起になって護ろうとして。
そうこうしているうちに、何だったか解らなくなって。
・・・そうしてまた失いかけて、やっと気づいた。

出掛けに見たあんな顔で、さよならなんてイヤだって。
ただそれだけの理由だったんだ。

こんな簡単だったのにね。
何で気づかなかったんだか。


耳に呻き声が聞こえた。
そろりと視線をやれば、額に手を当てて、銀時が頭を振ってる。
ああ、起きたのか。
引き摺るために摑んでいた両足を放してやった。
まだすこし不明瞭だが、抗議の声がすぐに上がる。

ああ、大丈夫だ。


それにしても。
やっぱり私はあなたが憎いよ。

何で置いていったんだ。

しかも銀時には「さよなら」って言いやがって。
ちゃんと私にも聞こえてたんだよ。


でも感謝してる。
銀時は、だから生きてる。

 

でもごめん。
ごめんなさい。
まだ、許せそうにないや。


まだ、みんな笑ってないから。
みんなみんな、泣いたままだから。


いつかみんなが笑ってくれたら
また、あなたとも笑えるのかなぁ。

 

銀時が、ゆっくりと身を起こす。
私はその手を引っ張る。
銀時は立ち上がれたけれど、まだ、足下がふらついてる。
腕を肩に回して、支えてやる。
遠慮なくずっしりと、重みがかかった。

「・・・・銀時、重たい」

文句を言ってやった。
さっきよりも、明瞭な抗議の声が返ってきた。

 


そうだと、いいのに。
そうなら、いいのに。

ねぇ、しょうよう。

わたし、またわらいたいよ。
またわらったかおみたいよ。


だいすきだから。
だいすきだから。


○堀に沈めかけられた話の幕間。
 銀時を引き摺りながら、決意を固めた主人公。

 彼女の『護る』は、おかえりを笑顔で言うこと。
 そのための場所を、護り抜く事。




  2009/10/04 [09:25] (Sun)


ジャンプが発売される前に、書いておこうと思う。
ノラって表現が出てくる前に。
ネタバレされるまえに。

銀魂夢見てる小説、あいつ・そいつ・こいつバージョン。












彼らのやり取りを見ながら、そいつは紫煙を吐き出した。

「・・・猫だとは思ってたんだけどね」
 
拾った時は、ただの捨て猫だと思っていた。
だがその認識は、時が経つにつれて間違いだと気づいた。

「気まぐれな、ケダモノか・・・」

立派な牙を持ちながら埋もれていく事を望んだ。

首を突っ込んでは、誰かを護って。
傷付くだけの日々を過ごして。

それが罰だったのか、枷だったのかも知らない。
飲み込んでいくことだけは解っていた。

ふとした拍子に何かが変わったのは、一匹のノラが来た時だった。

今は、大切なものを抱え込み、幸せそうに眠っている。
もっとも、本人達にはそんな自覚はないが。

「あんたらが、眠っていられることを・・・」

そこまで呟いて、そいつは頭を振る。

「いやだね、私も耄碌しちまってるね」

昇り行く陽の光に、彼女は目を細めた。






ちと短いけれど。
四天王の老女が彼らに抱いているのはこんな思い。
銀登勢が大好きです。
銀月も大好きですけど。
でもなんで、銀時は自らフラグをへし折るのか。
師匠編読み返して、すごく残念でたまらんのだが。

銀妙にはまらないのは紅桜の時に妙さんが自らへし折ったから。
銀さちは、さっちゃん自身が一線引いてるから。
一線引いてるから、あんなストーカーなんだと思ってる。
なんだかんだ言いながら、最後の一歩踏み込まないもの。
九ちゃんは妙さん一直線だし。
他の子達は『万事屋と客』の関係に落ち着いてるし。

大体は銀時の態度が、女の子とのフラグをへし折っていたりする。
へし折ると言うか、取り下げさせると言うか。
師匠編見てて、そんな感じがしました。
うおおおおお、月詠ちゃん、頑張って!!

・・・あれ?
走り書きより、フラグ話のほうが長くなった・・・・・・。




  2009/09/09 [18:59] (Wed)

とりあえず、今は健康が不在な感じです。
ううううう、夏バテて力が出ない。

でも、本は読みたい。


オーフェンを読んだので、
久しぶりに銀魂で夢見てる小説「あいつ、そいつ、こいつ」
さて、今回は政治面です。






「了承を、得たい」

それは唐突な言葉だった。

「何の、ですか?」

向けられた側は、なんとなしのように答える。
だがそれは、話は聞くと言う了承だった。
だから、この言葉を発した。

「人を、呼びたい」

その言葉に誰もが瞠目した。
ただ一人、彼女だけが静かだった。

「誰をですか?」

こいつは、目を少しだけ細めて問う。

それに対し、そいつは思わず身を引きかけた。
が、渾身で思いとどまった。

はっきりと言おう。
怖い・・・ものすごく。

先程までの、陽だまりのような顔とは全然違う。
容赦なく照りつける、刺すような(誤字にあらず)陽だ。

(これは、すさまじいや・・・)

そいつは内心冷や汗をかきながらも、それでも言葉を紡いだ。
ここで引けば、全てが終わる。

「かかりつけの、医者と・・・『手伝い』、を」

そしてそいつは視線をまっすぐに向ける。
こいつはそれを受け止めた。

沈黙が、場を支配する。


今、外部の人間を入れるのは、この街の今後にとっては危険だ。


だが、そうとも言っていられない。
そいつにとって大切なのは、この街でもなんでもない。

 

こいつがいくら強かろうとも。
彼女らがいくら優秀だろうとも。

今、真実を公に晒しては、この街は食い物にされる。

真実が明らかにされたところで
あいつは自力で何とかするだろうし
こちらも逃げ切る算段はある。

その場合、この街が今よりひどい事になるだけだ。

だが、彼はそれを許さない。
何も出来なかろうが、一人で立ち向かおうとするだろう。

このままでは、彼一人が、自滅するだけだ。


手札を使って、見せ掛けの体を作り、それで誤魔化す。
その間に、こちらの体勢を整える。

あいつがなんと報告するかは知らない。
だが予測は出来る。

彼を、繋ぎとめておくために、この街は必要なのだから。


あいつの嘘に
相手の無意識の善意に
こちらの虚飾を織り交ぜて、この街を護り抜く。

子供だましかもしれない。
それでも体裁が整っていれば、向こうも手出しはしてこない。


真実は、この街の中でのみ通用すればいい。









結構ぶっちゃけちゃってます。
手札使うのも、もう開き直っちゃってます、夢主人公。
手札は使った後の見返りが怖いですが。
とりあえず、秘密部隊はこれをもって、表に出るわけで。

だんだんと、個人レベルの問題じゃ対応できなくなったきた。
この話だと個人って本当にちっぽけなんですよね。
でも、最後は個人が全部ひっくり返しちゃう予定です。
さて、原作がどう転ぶやら。




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