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日々は過ぎる。 されどわが胸に残る風。
  2024/05/11 [04:21] (Sat)
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  2011/02/20 [20:55] (Sun)

夢見てる小説走り書き。
というか頑張って初期頃を書いている。
ぶつ切りになってたもの、頑張ってつなげる。
頑張って連載したいかも知んない。
あったかいものなんか書きたい。



「私はちゃんとわかってますから」


彼女は少しだけ振り返って、去っていく女性の後ろ姿を見つめる。
乾いた笑いしか浮かばない。
彼の意図を解ってくれるのはありがたいが。

「・・・仕方ないか」

あれだけの道化を演じたのだ。
あまり関わりたくないのはわかる。

勝者へのキスはいらないが
せめてねぎらいだけでもほしいと思うのは
家族としての贔屓目だとは分かっている。

それだけ、卑怯な真似をしたのだし。

そう思いながら、ゆっくりと川原を下りていく。
何か囃したてるような声が聞こえたが、にっこり笑って視線を送るとみんな黙った。

彼のそばまで来るとしゃがみ込む。

「生きてますか、わが弟よ?」
「・・・生きてるよ」

そして俺が兄だ、と彼は不貞腐れたように返事を返した。
それに対して私が姉だ、と彼女は返す。

「ここまで泥被らなくてもよかったんじゃない?」
「うるせーよ」

他に取る方法なかったし、と彼はぶつぶつと言う。
彼女はその様子に、優しく口の端を上げた。

「起きれる?」
「・・・何とか」

彼がそう返すと、すっと手が差し出された。
その手を辿って、彼は彼女を見上げる。

かのじょはまるであのひとのようなかおをしていて。

「じゃあ、帰ろうか」
「・・・おう」


彼はぶっきらぼうに返しながらも、その手をしっかりと握った。


 


こんなやり取りをしている横で
近藤さんはぶっ倒れたままです。
放置プレイです。

そしてふたりが去った後にニコチン中毒が通りかかります。




それにしても、ここ最近の原作見てるとセリフの多さが実感できる。
全部のセリフが大好きなんだけれど
でも全部いれると話のテンポがめちゃくちゃになる。
・・・・こまった。
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